中古ビジネスは、粗利益の高い商売とよく言われる。たしかに五割、六割は当たり前で、モノによっては八〜九割の粗利益がとれる場合もある。しかし、モノあまりで使い捨てが日常茶飯事だったバブル期に比べると、きびしくなっていることもたしかである。それでもなお、新品販売よりはるかに高い利益率を誇っているのは、仕入れのノウハウも含め、店自体によるそれ相当の販売努力があってのこと。それと、景気の低迷がむしろ中古ビジネスには追い風になっていることだ。特に中古品の厨房機器販売などに、それが顕著に現れている。たとえば、中古販売店では厨房機器を、店じまいをした飲食店から安い価格で買い取っていく。飲食店にすれば、たとえ捨て値に近い価格であっても、店の解体費用が軽くて済むというメリットがある。一方、新しく飲食店をはじめる人にとっては、中古販売店から格安で厨房機器を購入できるのは大きい。何しろ新品の厨房機器を買いそろえると、開業資金の半分以上は飛んでしまうといわれるだけに、そのコストが抑えられるのはありかたいことだ。つまり、三者それぞれにメリットがあるわけで、これは中古ビジネスが介在しているからこその結果であり、大きな特長といえる。では、古物商・リサイクルショップで儲けるには、どういう仕入れノウハウが必要になってくるのだろうか。実際に営業している中古品販売店の例をまじえながら、見ていくことにする。