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故人と決別するのが礼儀

告別式に参列した一般の会葬者は、火葬のために式場から出る棺を見送り、故人と最後の別れをするのが礼儀です。もし事情があって見送れないときは、焼香がすんでから。目立たないように辞去します。出棺も儀式のうちですから。コートや帽子をとり、棺が霊柩車に運び込まれたら、故人の冥福を祈って一礼し、最後の別れをします。そして、霊柩車が見えなくなるまで見送ってから帰ります。棺のくぎ打ちは、喪主から順に、くぎの頭を軽く1回ずつたたく。告別式が終了すると、祭壇から棺をおろし、ふたをはずします。これが故人との最後の対面となります。遺族や親族は、祭壇に供えられた生花の花の部分をもぎ取って、遺体のまわりに飾ります。もし、納棺のときに入れ忘れた故人の愛用品などがあればこのとき納めます。

無意識の慣習として初宮参りがある

産気づくと、姑や近所の年上の女性が手伝いにきてくれた。たらいが用意され、お湯が沸かされる。そして実家に戻っていると、父親がお産婆さんをよびに行ったものである。しかしこうした風景は、高度経済成長の中で急激になくなってしまった。妊娠・出産・育児などをめぐる儀礼についていうなら、それもまた自宅出産の消滅と同様に多くは変質しているが、それらの習俗は、形骸化してはいるものの、完全に意味を失っているとはいえない。たとえば出産前後の時間を特別に隔離し、そのあいだ忌みがかかっているという意識がある。その期間については地域差があるが、忌みが明けるけじめとして、それぞれの地域で無意識の慣習として初宮参りが行われている。この時間を経ることによって、生児はようやく世間に受け入れられる。それはまた氏神に対して氏子入りをするという主旨にもとづいていた。

手土産は、部屋に案内され落ち着いてから渡す

手土産は玄関先で渡すのではなく、部屋に案内され落ち着いてから渡します。こんなときの決まり文句「つまらない物ですが……」は若さに似合いません。「ほんの気持ちですが、皆様でお召し上がりください」程度の口上を添えて渡します。彼のご両親ということで緊張し、話題に詰まったときには、彼の子供のころの話をきいてみる手があります。ただし、あまりプライベートなことまで追及しないように。尋ねられたことには、あいまいにせずはっきりと答えることも大切です。しとやかとあいまいは違います。会話で注意することは、必ず敬語を使うこと。これは、彼との会話でも一緒です。いつもの調子で、しゃべってはいけません。とりあえず、彼を立てて話をするようつとめましょう。「お父さま」「お母さま」を連発しないこと。彼とは恋人同士といっても、まだ他人です。